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5日目 9月7日(木曜日)のつづき
プラハ城から逃げるようにトラムに乗り込み、昨日ぶりのプラハ本駅にやってきた。親子の像が見つめる先には、小さなレールバスがぽつんと佇む切欠ホームがある。日本の国鉄駅の0番線みたいなもので、ここでは1a番乗り場と呼ばれている。
全長14m弱の短尺のボディながら、一丁前にデッキで仕切られた客室には3+2列のボックスシートが10組ばかり鎮座している。このゆったりとした幅が、何とも間抜けで可愛らしいお顔の要因である。座席はベンチシートのようなものを想像していたが、改修によって前日乗ったECの客車と似たような座席になっていた。
このチェコスロバキア生まれのレールバス、名を810形ディーゼル動車といい、一部界隈からはその形式名からレールバス先輩と呼ばれ親しまれているとかいないとか。
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