旅程未定

瀬戸内海を飲み干したい

202309欧州旅行記|4 さよならストックホルム

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3日目 9月5日(火曜日)

この日も朝からロスラグスバナンを堪能すべく東駅へと向かった。前日よりも早く宿を出るつもりだったのに二度寝の誘惑に負け、結局大して変わらない時間に宿を出た。

チェックアウトは壁の穴にキーを放り込む方式。2泊3日の間に宿の人間とは一度も会わなかった。

 

ストックホルム3日目にして見慣れた景色となっていたÖstra stationに辿り着いた。3駅乗車してMörbyにて下車し撮影を開始した。

午前中いっぱいロスラグスバナンの撮影に充てようと思っていたのだが、なんだか分厚い雲が出ていて気分が乗らない。おまけにお目当てだった朝ラッシュ時の6連運用も終わってしまったようだ。何のために来たのかよく分からなくなってしまったので地下鉄の駅まで少し歩いた。

 

Mörby centrum

この駅の工事中の写真が展示されている 働く男はカッコいい

Red lineの終着駅 Mörby centrumから反対側の終点まであてもなく電車に乗ってみる。
Red lineは両端が2方向に分岐していてアルファベットのYをふたつ繋げたような路線図になる。そのY字のどちらに着くのかもよく知らぬまま電車に乗り続けていると、Fruängenなる駅に着いた。空の開けた高架駅だ。

駅前のCOOPで朝食のドーナツを購入。1つ7SEKとお手頃価格で味については大して期待していなかったのだが、クリーム入りで大変美味しかった。

 

地下鉄に戻って今度はまた別の終点 Ropstenまで行く。

FruängenからRopstenまでの直通の電車は走っていないみたいなので途中駅で後から来る電車に乗り換える。

 

 

Ropsten

崖から出てきた2本の線路がそのまま勢い余って海に飛び込んでしまいそうなダイナミックな駅構造。対岸に見えるリディンゲ島に渡るトラム Lidingöbananがあるらしいのでちょっと覗いてみようか。

中央に見えるトラス橋が旧線 左に新しい橋を架けている最中らしい

見事に工事中だった。島内ではトラムは運行してるようだが、代行バスに乗ってまで島に渡りたいとも思わなかったのでT-centralenへと引き返した。
あちこちうろうろしている間にお昼時になっていた。思えばこの旅行が始まってから店で食事を摂っていない。流石にファストフードでもいいから何か食べようという事で、ハンバーガーチェーン、「MAX」に駆け込んだ。スウェーデンではマナルと同等かそれ以上によく見かける。

ピンボケ

タッチパネルでオーダーできるので英弱にも優しい。おすすめメニューのSUPREM GREENなるバーガーを注文してみた。

よく分からないまま注文したこの商品は、ヴィーガン向けのプラントベースのパティを使用したバーガーだった。GREENとか書いてあるから気付けばよかった。

肉を喰らいたい気分だったのでちょっとガッカリしたが、お味は悪くない。

 

腹ごしらえも済んだのでStockholm Central駅に移動。2日前に降り立ったArlanda expressのホームに再びやってきた。

Nowと表示されているがホームに電車は止まっていない。

次の電車を待つことになったが、発車まで残り3分を切り秒読みが始まっても電車が入ってこない。

結局5分ほど経って隣の2番線に電車が入ってきた。もうダイヤなんて関係なく走っているらしい。

ぎゅんっと200km/hまで飛ばしてみたり、対向列車に待たされてみたりと起伏の激しい運転で10分程度遅れてアーランダ空港に着いた。フライトまではまだ余裕があるので問題は無いが、最速18分!という看板を掲げたままこのゴタゴタを続けるのは少々腹が立つ。

 

今回搭乗するEurowingsはルフトハンザ系のLCCだ。早速Eurowingsのチェックインカウンターに向かう。幸い窓口が空いていたのでパスポートを預けてチェックインをお願いする。すると、「あなたは自動チェックイン機で自分でやってね」と伝えられた。首を傾げながら渋々機械に向かう途中で思い出した。チケットを取る時に有人窓口のオプションを外していたのだ。「空いてるのにケチくさいなー」なんて思っていたが、ケチなのは私の方だった。

 

電子機器の塊みたいなカメラバッグに少々困惑されながらも保安検査を通過。

案内看板に従ってC40搭乗口を目指す。

歩きすぎて間違えて街に出ちゃったかと思った。

延々と続く通路を抜けて辿り着いたターミナルから、更に歩かされてようやく搭乗口に着いた。保安検査を抜けてから25分ほどが経っていた。いつだってケチな人間は歩かされるのだ。

搭乗口近くのベンチに腰かけて、制限エリア価格のコンビニで買った水を飲んだ。水ではなく炭酸水だった。そうこうしているうちに搭乗開始時刻になった。

EW8213便 ベルリン・ブランデンブルク空港行が出迎えてくれた。機材はA320neoで特筆することもないLCCといった感じ。座席の位置を特に考慮せずに前後のドアから搭乗させたせいで、機内ですれ違い合戦が勃発していてよろしくない。

後方の席に着くと、私の座った3列シートには誰も来ないままドアクローズ。広々とした座席でヨーロッパ2国目のドイツはベルリンに向かうことになった。

さよならストックホルム



 

 

 

 

 

つづき

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